お金の話│確定申告に必要な書類①確定申告書B

確定申告をするには「確定申告書」が必要になります。確定申告書には、AとBの2種類があります。フリーのイラストレーターなどの個人事業主は「確定申告書B」を使いますので、Bの各項目について説明をします。

 

確定申告書には、AとBの2種類

 

「確定申告書A」は、サラリーマンが医療費控除や住宅ローン控除によって、所得税の還付金を申請するのに利用するものです。

 

「確定申告書B」は、個人事業主が事業所得等を申請するのに利用するものなので、フリーのイラストレーターは、Bを使いましょう。書類は、第一表と第二表で一組となっています。(第三表~五表もあるが、通常申請では不要。)

 

左:確定申告書B第一表、右:確定申告書B第二表(書類は2014年度のもの)
左:確定申告書B第一表、右:確定申告書B第二表(書類は2014年度のもの)

 

書類は、最新のものを使いましょう。

 

平成25年分から「特別復興所得税」を所得税と合わせて申告することになりました。そのため、確定申告書には「特別復興所得税額」の項目が追加されています。この様に、税法の改定によって前年と書類の内容がかわることがあるので、書類は最新のものを使いましょう。

 

「税金の計算」の中に「復興特別所得税額」の項目がある
「税金の計算」の中に「復興特別所得税額」の項目がある

 

確定申告書B第一表の項目

 

■1.収入金額等(緑)

 

ここには、仕事で得た収入(事業所得)の合計額を記入します。記入するのは、源泉所得税を引かれた手取額ではなく「引かれる前の総額」なので注意しましょう。イラストレーターの仕事の場合は「事業」の「営業等」に記入します。

 

 

■2.所得金額(青)

 

収支内訳書、または青色申告決算書で計算した必要経費を、収入金額から差し引いた金額を記入します。必要経費も「事業・営業」に記入します。これが「所得金額」になります。

 

 

■3.所得から差し引かれる金額(赤)

 

基礎控除や医療費控除など、所得控除の合計額を記入します。

雑損控除:災害盗難等を損害の支出

医療費控除:医療費(家族の医療費の合計)

社会保険料控除:国民年金、国民健康保険料

生命保険料控除:生命保険料

地震保険料控除:居住用家屋、家財等の地震保険料

配偶者控除:合計所得額38万円以下の配偶者がいる方

扶養控除:一定の扶養親族がいる方(合計所得額38万円以下の親・子等)

 

 

■4.税金の計算(紫)

 

所得金額から控除金額の合計を引いた「課税される所得金額」に対する税額を記入。ここで納税額、または還付される額が決まります。「特別復興所得税」も申告するので注意しましょう。納付する税額より、納めた源泉所得税の方が多ければ、その差額が還付金として返還されます。

 

 

■5.その他(ピンク)

 

青色申告の方は「青色申告特別控除額」を記入しましょう。

 

 

■6.還付される税金の受取場所

 

還付金がある場合は、振込先を記入します。口座番号など間違いのないように注意しましょう。

 

 

確定申告書B第二表の項目

 

■1.所得の内訳

 

事業所得の内訳を記入します。所得の種類は「事業」、収入金額は源泉徴収税額が引かれる前の総額を記入しましょう。書ききれない場合は、所得の内訳のみの別紙があるので、そちらに記入します。

 

 

■2.所得から差し引かれる金額に関する事項

 

医療費控除、社会保険料控除など各種控除を記入します。配偶者、扶養親族の氏名、生年月日、続柄等も記入します。

 

 

添付書類は、添付書類台紙に貼付けましょう

 

支払い明細書や源泉徴収書、控除に必要な控除証明書等は、別紙の「添付書類台紙」に貼りましょう。はがれないように、しっかりノリ付けして下さい。

 


国税庁のサイトには、確定申告書の記載例がありますので、参考にしてみて下さい。

■国税庁:申告書の記載例