お金の話│イラストの報酬から引かれる「源泉所得税」とは?

イラスト制作費が振り込まれたら、当初の制作費よりちょっと少ない?支払明細書をみると「源泉所得税」という項目。LINEクリエイターズスタンプで分配金から「源泉所得税」が引かれる。税金なのは分かるけど、これって何?今回は「源泉所得税(源泉徴収税)」の話です。

 

源泉所得税とは?

 

まずは「所得税」からお話しましょう。会社員など毎月「給与所得」を得られますが、その「所得」に対して課せられる税金が「所得税」です。給与の支払者である会社は、給与から所得税分を差し引いて国などに納税する制度を「源泉徴収」と言い、納付した所得税を「源泉所得税」と言います。

 

 

フリーランスのイラストレーターなどの自営業者も、依頼者(支払者)が源泉所得税を納付するので、報酬・料金から「源泉所得税」が差し引かれた手取額で支払われます。

 

 

いくら引かれる?源泉所得税の計算方法

 

源泉徴収税の税率は、100万円を境に2種類あります。

(復興特別所得税0.21%を含む税率)

 

■100万円以下の場合(所得10万円と仮定)
10万円×10.21%(税率)=10,210円(源泉所得税)
10万円ー10,210円=89,790円(手取額)

■100万円超(100万1円から)の場合(所得150万円と仮定)
(150万円ー100万円)×20.42%(税率)+102,100円=204,200円(源泉所得税)
150万円ー204,200円=129万5,800円(手取額)
(参照:国税庁「源泉徴収の方法」)

 

源泉徴収税の税率は、2012年まで10%、20%でした。しかし、2013年1月1日から東日本大震災の復興を目的とした「復興特別所得税」が加わり、税率が10.21%、20.42%に変わりました。2037年(平成49年)12月31日までの予定です。

(参照:国税庁「復興特別所得税の源泉徴収」)

 

源泉所得税の支払いが多ければ返還される

 

支払いごとに徴収される「源泉所得税」と1年間(1月1日~12月31日まで)の総所得から計算した所得税には必ず差額が発生します。その差額調整をするのが「確定申告」です。

 

所得税よりも、徴収された源泉所得税の方が多ければ、「還付金」として返還されます。確定申告は、税金の計算が面倒だと思いがちですが、やった方がお得ということです。

(参照:国税庁「確定申告書等作成コーナー」) 

 

 

支払明細書、源泉徴収書は捨てないで!

 

確定申告をするためには、依頼者から送られてくる支払明細書、源泉徴収書が必要です。これが「源泉所得税を納付された証明」となりますので、無くすと還付金が返還されません。依頼者から送られてこない場合は、送るように請求して下さい。

 

イラストレーターの源泉徴収税


LINEクリエイターズスタンプの場合は、マイページ内「振込申請」のページにある「支払明細書」からPDFをダウンロードすることができます。こちらをプリントして、確定申告で使用して下さい。


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