イベントレポ│データから見るJimdoの裏側・成功する秘訣

【イベントレポ】データから見るJimdoの裏側・成功するサイトの秘訣

先日、参加したJimdoJapan 5th Anniversaryの中で、Jimdoを日本に持ってきたKDDIウェブコミュニケーションズ副社長・高畑哲平氏による講演「データから見るJimdoサイトの裏側 成功する秘訣とは」が、とても興味深かったので備忘録として、ここにまとめました。

データから見るJimdoサイトの裏側

 

箇条書きにして整理していきます。一部、私的見解も挟みます。

(関連記事:【イベントレポ】Jimdo創業者も来日!JimdoJapan5周年記念イベント)

 

JimdoJapan5周年イベント,成功するサイトの秘訣とは
※以下、スクリーン画像:(C) JimdoJapan 2014

Jimdo日本版では、約80万ページが開設。

 

Jimdoは、2007年のスタートから7年で1,200万サイトが開設されました。そのうち日本では、5年間で80万サイトが開設されました。HP作成ソフト「ホームページビルダー」は、発売から17年で累計100万本。それに対してJimdoJapnaの5年間の成長は驚異的です。(サイトとして機能していないものを引いた数です)

 

アクセス数の世界トップ50サイトのうち、日本サイトは15%。

 

50サイトの15%なので、7〜8サイトでしょうか。多いと見るか?少ないと見るか?(2014年9月の1ヶ月間での集計)

 

有料ユーザー数が、ドイツに次ぐ第2位

 

かつては、スイスが2位。しかし、日本版リリースから2年でスイスを抜きました。

 

都道府県別では、1位は東京25%、続いて神奈川8%、大阪7.5%、愛知6%

 

ここから日本国内に絞った統計です。地域別のユーザー数は人口比率にも影響されていますが、全国37カ所にあるJimdo Cafeが、その地域に有るかどうかも影響されています。

 

Jimdoは、地方コミュニティや中小企業、NPO法人にこそ活用してほしいサービスなので、個人的にはもっと全国に浸透してほしいと思います。

 

日本PV数上位100サイトのうち、有料版が72%

 

無料版(Jimdo Free)に比べると、有料版(Jimdo Pro)はSEO項目設定ができるので、検索で有利になります。当然PV数にも影響されます。しかし、それだけでなく、有料版ユーザーはサイトの作り込みや工夫など「本気度が高い」そうです。

 

上位100サイトのうち、プロによるWEB制作は17%

 

これは意外でした。これでは、アクセス数に「デザインは関係ない」という結果に見えますが、そうではありません。検索一覧には、デザインは表示されません。サイトのタイトル、説明文に「見たい」と思わせる工夫があるようです。たしかに、キャッチーなタイトルであれば、クリックしたくなりますよね。

 

属性では、情報ポータルサイトが37%で一番多い

 

何のサイトか属性を見ると「情報ポータルサイト」が1位でした。情報ポータルサイトとは「○○○必勝法」や「○○をする方法」といった情報提供サイトです。

 

1位:情報ポータルサイト 37%

2位:企業サイト 32%

3位:タレント・ミュージシャン 7%

3位:スポーツクラブ 7%

3位:その他 7%

6位:個人サイト 5%

6位:EC 5%

 

当サイトも「イラストレーターが仕事をする方法」をテーマにした情報ポータルサイトです。Jimdoは、アフィリエイト広告が設置可能なので、ブログを活用して広告収入を得ているユーザーが多いのではないでしょうか。


 

Jimdoを上手に運営するためのヒント

 

上の属性での結果を踏まえて、Jimdoを上手に運営するためのヒントに話は進みます。特にスマホユーザーへの対策は、重要なポイントです。

 

 

自分のPRよりも、相手の欲しがる情報を考える

 

自分の売り込みたいこと、PRしたいことを前面に出したサイトは、すぐにユーザーが離れてしまいます。しかし、ユーザーは情報を欲しています。「自分が欲しい情報があるから」そのサイトに訪れます。「相手が何の情報を欲しているのか?」を考えるのが、ユーザーをつなぎ止めるヒントになるそうです。

 

上位100サイトの平均管理画面アクセス数は、月間で28.8回。

 

これは、月に何回Jimdoにログインしたかの数です。これだけログインして、尚かつ更新しているというのは、それだけ「伝えたい情報がたくさんある」からだそうです。強い熱意ですよね。見習いたいです。

 

会場で配布された冊子の「アンケート集計」でも、ブログが一番使われている機能だったので、おそらくブログを頻繁に更新しているのではないでしょうか。

 

お問い合わせがゼロでは意味がない

 

もちろん、アクセス数がすべてではありません。いくらアクセス数を稼いでも、自社へのお問い合わせなどがなければ、WEBサイトとしては意味がありません。ここも重要です。

 

2014年でスマホ契約数が5,734万件、50代の伸び率が高い。

 

14年3月末での契約数は、5,734万件。2019年3月末には、1億件突破が予想されています(出典:MM総研)。さらに、13年4月からの1年間で契約数の伸び率が一番高いのが50代で15ptでした(出典:ケータイWatch)。「スマホは若い人だけ」というイメージは今後くつがえされるでしょう。

 

Jimdo Japanのアンケート集計でも、Jimdoの年代別利用者数は、50代以上が1位でした。こことも重なりますね。イベント来場者の年齢層も高かったです。

 

モバイルからJimdoへのアクセスが、前年より7%増加傾向

 

Jimdoへのアクセスが、PCからなのか、モバイルからなのかの比率です。 13年では、モバイルは37%でしたが、14年は7%増加して44%になりました。このまま推移していくと、15年にはPCとモバイルはほぼ半数になり、いずれ逆転するかもしれません。つまり、スマホから見られることを意識する必要があります。


当サイトは、Twitterからのアクセスが多いのですが、Twitterはモバイルで見ているユーザーが多いので、当然サイトへのアクセスもモバイルが多くなっています。なので、スマホの見え方は常に意識しています。

 

電話番号やメアドを画像にしない。

 

Jimdoは、スマホ表示に対応しています。しかし、それだけではダメです。ヘッダーにお問い合わせの電話番号やメールアドレスを表記している方は多いと思いますが、大体は画像です。それをタップしても、何の反応もしません。問い合わせたい側としては、イライラします。電話番号をタップすれば電話がかかり、メールアドレスをタップすればメーラーが立ち上がるようにして、お問い合わせまでスムーズに誘導させることが大切ということでした。


 

地域別にスマホの使い方も意識する。

 

都市部では、多くは電車通勤です。だから、スマホは電車の中で多く利用されます。逆に地方では、クルマで通勤する方が多いです。しかし運転中はスマホを使えないので、見る時間や場所も違ってきます。いつ、どこで、を意識するのも大切とのことでした。

 

 

自分のイラストがスマホからどう見えてるか?

 

以上が、高畑氏による講演でした。いかがだったでしょうか?

 

やはり、スマホからのアクセスは重要なポイントでした。

今、イラストの仕事では、スマホにまつわる案件が増えています。LINEスタンプやソーシャルゲーム、WEBサイトにしてもスマホ仕様のデザインも増えてきたので、自分のイラストがスマホの小さい画面から、どう見えているのかを意識することが増えました。

 

イラストを描いているときは、PCの大きな画面で見ているので、なかなか小さい画面での見え方への意識が薄くなりがちです。自分のサイトも、スマホからどう見えているのか?どう見られているのか?を意識する必要があるのではないでしょうか。

 

※スクリーン画像:©JimdoJapan 2014