【ギャラリーレポ】フランシス・ベーコン展

昨日、丸の内公園内にある東京国立近代美術館「フランシス・ベーコン展」を見に行ってきました。普段、近代美術にはあまり興味が無いので、近代美術館へ行ったのも2003年のワシリー・カンディンスキーを見て以来10年ぶりでした。


東京国立近代美術館


なぜ行きたくなったのかと言うと、ETVで大江健三郎氏が紹介しているのを見ていたのですが、妙に惹かれるものがあったからです。


フランシスベーコン展


何に惹かれたのか?暗いドロドロっとした世界観でしょうか。晩年の作品は明るいのですが、1940~50年代の作品は、背景は黒く人間の根底にあるモヤモヤしたものを表現していて、そこに惹かれたのだと思います。

 

人間って、どこかにドロドロしているものを抱えていると思いませんか?いつもは、見ないふりをしているだけであって、本当は知っているんです。

 


仕事でイラストを毎日たくさん描いていますが、キレイに仕上げていく事での達成感はあります。でも、心のどこかで、それとは反面した感情がいつもあるんです。極端に言えば「壊したい衝動」でしょうか。キレイに築き上げてきたからこそ、それをぶっ壊して新しい自分の世界を見てみたい!と思ってるんです。でも、それって結構しんどいんですよね。


フランシスベーコン展


ベーコンの作品を見て、僅かですが、その片鱗が見えた気がしました。言葉では説明できませんが、常に満足しない感覚って絵描きとしての性なんでしょうか?