【コラム】イラストレーターのネタ帳

「人志松本のすべらない話」を見ていると、本番までの待ち時間に出演芸人が、自分のネタ帳をじっくり見ている場面が流れることがあります。あれを見ていると、日々の努力の積み重ねを見ることができます。イラストレーターも同じだと思いませんか?


アイディアというものは、普通の人々が考えているものとは違う。散歩していて見つかるとか、酒を飲んでいて思いつくとか、失恋のどん底で思い浮かぶとか、そんなものではないのだ。それは探し出して見つけるものだ。時として時間をかけて、また汗水たらして。それは「脳味噌を絞る」ことを要求するのだ。
ポスター作家 レイモン・サヴィニャック
(ほぼ日刊イトイ新聞『ポスター描きのサヴィニャックさん。』より)

 

フランスのポスター作家・レイモン・サビニャックの言葉通り、僕も仕事の時は、机に向かってウンウン唸りながら、脳味噌を絞ってイラストのアイディアを出しています。

 

しかし、それだけがアイディアを出す術ではありません。思いついたアイディアを書き留めておくスケッチブックや手帳を常に持ち歩くイラストレーターは多いでしょう。芸人で言えば「ネタ帳」です。


イラストレーターの手帳

 

ふと思いついたイラストやデザインのアイディアを忘れない内にメモします。空いた時間に目に入った人や物をスケッチする事もありますし、賢人の言葉をメモする事もあります。

 

イラストレーターの手帳

 

人の記憶力には限界があります。何を描くか迷ったとき、机の前でアイディアに煮詰まったとき、そのネタ帳を開いてみましょう。メモしたものは小さくても、その積み重ねが未来の自分を助けてくれる事に繋がります。

 

メモは、紙でも良いですし、スマホの手描きアプリを利用するのでも構いません。どこにやったか分からなくならない様に、ひとつにまとめるなどの工夫も忘れずに。描く事、残すことの習慣を身につけましょう。