【画力】待ち時間のクロッキーでスピードを上げる

「画力を上げる方法を教えて下さい」という質問をよく受けますが、正直言って「毎日コツコツ描くことが一番」と答えるしかありません。とても当たり前の事ですが、結局ここに尽きます。しかし、イラストレーターは単に上手く描けるだけではなく、早く描ける事も大切です。


イラストの仕事には締め切りがあります。趣味の絵画の様に、無限に時間はありません。その為にも、早く描ける様になる必要があります。早く描く理由は、それだけではありません。早く描けるという事は、描く前の段階、つまり「アイディアを練る事」に時間を使えるという事です。

人物デッサンクロッキー

 

学生の頃は、いつもA6サイズのスケッチブックを持ち歩いていました。少しでも画力を上げたくて、電車に乗っている時や待ち合わせしている時など少しの時間を利用して、スケッチブックにクロッキーを描くためです。描くのは、目の前にいる普通の人たち。

 

クロッキーとは、日本語では「速写画」とも言います。時間をかけるデッサンとは違って、比較的短時間で絵を描く事をいいます。上のクロッキーですと、人物を一人描くのに30秒~1分程度。長くても5分以内です。

 

ほんの数秒チラ見して記憶したら、ササッと素早く描く。必ずしも、その人がジッとしてるとは限らないし、その場からいなくなるかもしれない緊張感で、早く描こうと思う。それを積み重ねると、次第に描くスピードが上がっていきます。こんな日常のちょっとした時間でも、十分な画力を上げる事ができます。手帳やスケッチブックの他にも、スマホのお絵描きアプリを利用するのも良いでしょう。

 

ただし、これをやる時は、あまり相手をジッと凝視し過ぎない様に注意しましょう。怪しい人に間違われますから。