【著作権】著作権の保護期間

著作権は、創作された時点で権利が発生しますが、未来永劫続く訳ではありません。保護期間が定められています。 また同じ著作権の中でも、著作財産権と著作者人格権とで保護期間が違います。では「著作権の保護期間」について解説していきましょう。


著作財産権の保護期間

 

著作財産権は、著作物の創作時から著作者の死後50年まで有効です。 死後の保護期間の計算方法は、死亡年の翌年1月1日を起算とし、それから50年後の12月31日をもって終了する事になります(死亡時起算主義)。

 

例えば、著作者が2020年8月1日に死亡した場合、翌年の2021年1月1日から2070年12月31日で保護期間が終了。2071年1月1日午前0時からパブリックドメインとして利用可能となります。

著作権の保護期間

 

著作者人格権の保護期間

 

著作者人格権は、著作権の創作時から著作者の生存中のみ有効です。一身専属性の権利なので、著作者死亡と共に著作者人格権は終了します。

 

著作権の保護期間

共同著作物

 

著作物の創作時から最後の著作者の死後50年まで有効です。

 

著作権の保護期間

 

無名・変名の著作物、職務著作物

 

公表後50年まで有効(公表時起算主義)です。創作時ではないので注意が必要です。ここでの「無名」は、匿名・作者不明の作品、「変名」は、ペンネームなどを指します。

 

著作権の保護期間

 

映画の著作物

 

公表後70年まで有効。創作後70年以内に公表されない場合は、創作後70年まで有効です。

 

著作権の保護期間

 

以上の様に、著作権の保護期間は、著作者の死後50年と日本では定めていますが、国によって保護期間が異なり、アメリカや欧州諸国では死後70年、メキシコでは死後100年と定めています。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)では、著作権の保護期間の延長も項目に含まれていて、もし日本も加盟国になった場合、死後70年に延長される可能性もあります。