【著作権】著作者と著作権者の違い

イラストがあれば、必ずそれを創作した作者がいます。つまり「著作物には、必ず著作者がいる」という事です。では「著作者」と「著作権者」は同一だと思いますか?混同していませんか?しっかり区別できるように、その違いについて解説しましょう。


創作された時点では、同一人物

 

著作者と著作権者の違いは、基本的に以下のように定義しています。

 

「著作者」とは 

著作者は、著作物を創作した者。イラスト(著作物)を描いた本人が著作者になります。

 

「著作権者」とは 

著作権者は、著作権(著作財産権)の全体、もしくは一部を有する者を指します。

 

最初に創作された時点では、著作者と著作権者は同一となります。では、同一ではない状態とは、どの様なものでしょうか?キャラクターデザインを例に考えてみましょう。

 

依頼主がイラストレーター(著作者)にキャラクターデザインの制作を依頼しました。イラストレーターは、キャラクター(著作物)を制作します。先の通りキャラクターを制作された時点では、著作権はイラストレーターに帰属されていますので、著作者と著作権者は同一人物となります。

 

イラスト著作者と著作権者の違い

 

権利が譲渡されれば、著作権者は別人

 

依頼主の要望で、キャラクターの権利も含め買い取りする事になりました。イラストレーターはそれに承諾し、依頼主へ著作権が譲渡されました。この時点で著作権者は依頼主になりました。つまり、著作者と著作権者は別人になったわけです。

 

イラスト著作者と著作権者の違い

 

この様に、著作権(著作財産権)は、権利の全体、もしくは一部を他者に譲渡する事ができるので、著作者と著作権者は、必ずしも同一とは限らないのです。

 

また、著作権(著作財産権)は、複数の権利の集合体なので、細分化された一部の権利を譲渡することができます。(関連記事:著作権の権利の中/著作財産権)