【基本】イラストを依頼する人とは?

「イラストレーターが活躍する場所」では、イラストが使われる媒体について説明しましたが、それには制作に関わる人たち(業者)がいて、イラストレーターに制作を依頼する人たちがいます。実際にイラスト制作の依頼をする人たちについて説明しましょう。


■ 出版社

書籍・雑誌等の企画、制作、発行をするのが出版社です。編集部の編集者からの依頼が主ですが、社内に装丁・デザイン部署を設けている出版社の場合は所属デザイナーから依頼される事もあります。

 

■ 編集プロダクション

出版社から編集委託され書籍・雑誌等の編集業務を行うのが編集プロダクション(編プロ)です。出版社と同様に企画、制作、発行も行いますが、流通ルートを持っていないので、大手出版社へ販売委託をして流通させています。雑誌の裏に「発行元」と「発売元」とで会社名が違うのは、この理由からです。編プロは編集者、契約ライターからの依頼が主になります。

 

■ 広告代理店

メディアの広告枠を広告主(企業)に仲介販売するのが広告代理店です。電通や博報堂の様なあらゆるメディアに対応できる総合広告代理店、サイバーエージェントの様なWEB広告に特化した広告代理店などがあります。広告会社以外で親会社の広告制作のためにある広告代理店を「ハウスエージェンシー」と言います。JR東日本の「JR東日本企画」、サントリーの「サン・アド」などがそれに当たります。

 

広告代理店の業務は仲介販売だけではなく、広告主への企画・販売促進提案やマーケティング等も行います。

 

制作部門を有している広告代理店も多いですが、大手の場合は、フリーのイラストレーターに直接依頼する事はほとんどありません。多くはグループ子会社の広告制作会社や下請け制作会社を経由して依頼されます。

 

■ デザイン制作会社

広告、WEB、出版物等のデザイン業務を行うのがデザイン制作会社(制作プロダクション)です。あらゆる媒体に対処できる総合的な制作プロダクションもありますが、広告デザインやWEBデザインに特化していたり、出版などブックデザインを得意としたりと、一部の媒体デザインに特化している制作プロダクションも多くあります。

 

プロデューサーやアートディレクター、デザイナーからの依頼が主になります。 

 

■ デジタルコンテンツ制作会社

ソーシャルメディア、スマートフォンアプリ、ソーシャルゲーム等のデジタルコンテンツの企画制作を行うのがデジタルコンテンツ制作会社です。上のWEBに特化した広告代理店や制作プロダクションとも通じます。

 

こちらもプロデューサーやアートディレクター、デザイナーからの依頼が主になります。 

 

■ 印刷会社

広告、カタログ、出版物等の印刷業務を行うのが印刷会社です。印刷業務のみにとどまらず、広告代理店の様な代理店業務を行っている印刷会社もあり、顧客企業への企画・販売促進提案やマーケティング等も行うことで自社の印刷受注に繋げています。

 

こういった印刷会社は、制作部署も設けている事が多いので、そこから依頼が来る事があります。

 

 

以上が、イラストレーターに制作を依頼する人たちになります。イラストを発注するのは、出版社しか知らない方も多いと思いますが、それ以外でもイラストを必要としているところがあるので、そういったところに営業をかけていくのが良いでしょう。