【基本】イラストレーターが活躍する場所

イラストレーターとして仕事をする上で大切な事。それは、イラストレーターが活躍する場所を知る事です。活躍する場と聞いて、何を想像できますか?ここでは、イラストが使われる主な媒体(メディア)を紹介します。


■ 出版(書籍•雑誌など)

一般的にイラストの需要が高いのが書籍や雑誌などの出版です。本の顔となる表紙イラストから、本文のカットイラストやイラストマップなど多くのイラストを 使用します。

 

小説の表紙を飾る事は誰もが憧れるので、まずは出版社から営業をかけるイラストレーターが多いです。雑誌の特集記事のイラストであれば、1案 件で数十点のカットイラストを制作する事もあります。製作期間が短い場合もあるので、質だけでなく仕上がりの早さも重要です。

 

カラーだけでなく、1色、2 色でのイラストの需要も多いので、色数が少ない時に自分のイラストがどう見えるか把握しておく必要もあります。今後は、電子書籍での需要も増えるでしょう。

 

出版の場合、「クレジット」と言って、イラストレーターの氏名が奥付に表記されます。

 

■ 広告(ポスター•新聞広告など)

広告は大小様々です。一般的なのはポスター、新聞雑誌広告、チラシ広告などですが、ビルボード、電車内の中吊り広告や車体のラッピング広告、店頭ディスプ レイ、ショップカード、カタログパンフレットなどもあります。

 

広告の場合、商品イメージのバッティングを伏せぐため、一度その商品のイメージに決まった場 合は、一定期間競合他社の依頼を受けられません。例えば、ある化粧品メーカーの商品のイメージとして使われると、他の化粧品メーカーからの依頼は受けられ ない事になります。

 

クレジットが表記される出版に対して、広告でイラストレーターの氏名が表記される事は、ほぼありません。

 

■ WEB

WEBで使われるイラストは多岐に渡ります。トップページのイメージイラストから、バナー広告、WEBマガジンに使われるカットイラストなどが一般的です。また静止画だけでなく、FlashやJava Scriptによるアニメーション用素材、ソーシャルゲームの需要も年々上がっています。

 

出版や広告などの紙媒体の様にサイズに制限が無いので、創造性は無限に広がっています。

 

■ ストックフォト(レンタルサービス)

ストックフォトは、WEBや広告などでイラストを使いたい顧客が、カタログから選んでレンタルする事ができるサービスです。

 

イラストレーターは、ストック フォト業社と契約しイラストを提供します。イラストが使用されれば、業者が仲介料を引いた使用料をイラストレーターに支払います。

 

■ キャラクターデザイン

キャラクターデザインは、企業や自治体のシンボルとして永く使われるものから、商品やイベントのキャンペーンとして期間限定で使われるものなど様々です。一度大人気キャラクターになれば、関連商品などいろいろな展開が望める場合もあります。

 

基本的には、使用権を含めて完全に買取ってもらい著作権を譲渡する事が多いですが、その際の契約内容や金額には注意が必要です。

 

■ カレンダー

企業カレンダーにイラストが使用される事も多いです。小さな卓上カレンダーや大きな壁掛けカレンダーであったり、枚数も1枚ものから表紙を含めた13枚ものなど様々です。

 

企業カレンダーの場合、競合数社によるコンペ形式である事が多く、勝ち取ると非常に高額な制作費を得る事があります。

 

■ パッケージ

CDジャケットにイラストが使用される事が多いですが、他にも食品、生活雑貨、玩具類などのパッケージにイラストが使われています。

 

■ テレビ

番組タイトル、フリップ、回想シーンで使われるイラスト、芸能人の似顔絵などが一般的です。

 

上記以外にもテキスタイル、ステイショナリーなどのグッズ関連、店舗看板やディスプレイなど、イラストレーターの関われる媒体は多く存在します。どんなものがあるのか、普段から周囲に目を向けてみましょう。思わぬ発見がいろいろ出てきます。